芸術的な塗装②なんでそこで刷毛を止めるのか

4月のGW直前頃から塗り始めた外壁。

普通に考えれば、高い所から下へ塗っていくのが、塗料のタレなどを考えれば効率的。…なのですが、その時点での大工さんの作業の邪魔になりにくく、ど素人が最初に塗り始めるのには、まずノッチカバーで隠れる部分つまり木口からだと思い、そこからスタート。ついでにノッチカバーも塗り始めました。

大工さんが2階の窓から出入りして作業しているし、影響なさそうな方位の、1階部分の、ノッチで囲まれた狭い範囲も塗り始める。こういう所なら、多少ムラになっても、ノッチで視線が途切れるから、そこに続く広い部分への影響が少ない、と考えたわけです。

それにしても、無垢の木にいきなり塗料を塗るというのは、なかなか難しいものです。

刷毛にたっぷり含ませないと、すぐに木が吸ってしまって、かといって含ませすぎると刷毛から垂れて、垂れた塗料が一度未塗装の木部に付くと、瞬時に拭いても、うっすら跡が残ってしまう。

刷毛を止めると、そこで跡になるから、塗り終わりの端は、力を抜いて、刷毛目が残らないようにするのですが、それの感覚を得るまでに、しばらくかかりました。

この感覚、何かに似ていると思ったら、学生の時課題で使ってたアクリル絵具「リキテックス」に似ていました。

リキテックスは、水彩と油彩の要素を持っています。一度紙に塗ると、普通の水彩絵の具よりも堅牢で、ぼかしにくく、油彩のように塗り重ねが効きやすい。乾燥が早く、乾くといかにも樹脂っぽい膜が出来る…

そう、塗り跡が、筆のまま残りやすいのです。

だから、塗り始めると、途中で止めることなく、つながる部分は手早く塗り終える必要があります。

ログの場合、端から横に塗り進め、1段を塗り終わったらその下の段、という進め方がいい、という事です。(下図みたいに…)

特に初回の塗りは、濃く塗るより、ムラを生じさせないように、ササッと手早く。刷毛を返して同じ箇所をねちねち塗ってると逆に剥げてくるので、要注意です。

 

さて、ダンナはどんな感じで塗ってるかな、と合間に様子を見に行くと…

(↑スヌ族)

 

塗りムラへの配慮ゼロの、ドドド下手くそでした。

↑ノッチの所、盛大に垂れてます。

しかもなんだ!どうしてログの段ごとじゃなくて、途中で刷毛を止めてんの??

↑一番マズい塗り方(我が家)

 

「なんだかすんごいムラなんだけど」

「…いや、なんか仕事のストレスで」

ここに仕事のうんぬんを持ってくるなって。

というか、キミも一応美術系だったのに、これは一体どうした??リキテックスであれだけ課題をやったではないか。木工作品の仕上げも、きれいだったよね?なのに何で…

おそるべし仕事のストレス。

 

おそらくはサエラホームさん始まって以来のヘタクソな塗りだと思われます。

きっと次に社長がいらした時に、これを見たら「…あちゃーやっちゃいましたね」あるいは、にっこり眩しい笑顔で、「よくあるんですよ、こういう事」とフォローされるか…と、気が気ではなくなりました。

何にしても、ただでさえ大変な壁塗りが、更に手間なことになった、前途多難なスタートだったのです。

さあ、このムラを少しはマシにすることはできるのか?

とりあえず、これから初めて塗るよ、という方は、まずはいらない木片を沢山塗って、感覚を養ってから、「どこから塗るか」をちゃんと話し合って、塗られるのを強くお勧めします。

当たり前の話ではあるのですが…

まだまだ続く。

スヌ族

投稿者: スヌ族

修羅の国F県にただいま建築中(2018年4月現在)。 すっかり筋力の衰えた夫と高所恐怖症の妻による、恐怖の外壁塗装が始まったばかりです。

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