今年は特に西日本で暖冬という予想どおり、福岡では日当たりのいい場所では既ににカラスノエンドウが咲き始めたと思ったら、急に雪が降ったり忙しいのですが、皆様のお住まいの地域ではいかがでしょう?
↑小正月の餅花を外に吊るしてみました。米粉製みたいだけど鳥、来ません。警戒したのかな。
酷暑の咋夏に外壁塗装をすることになってしまった我が家、一番キツかったのは2階のバルコニーでした。
南側、三方から日が照る場所だからというのがその理由ですが、7月の梅雨明け直後に塗装したら、8月にはもうヤニが出てきているという…
こういう、強烈な日差しのあたる場所ほど、材からのヤニの出方も多いように思います。
大抵、節の所から出て来ますよね。↓
子供の頃、家の近所の山で駆けずり回っていた自分にとって、木から出た謎の塊は、取ってポケットに入れて持ち帰る宝物の1つでした。
「長い年月をかけたものが琥珀になる」と聞き、数年持ってればコハクとやらになるんかいな、とワクワクして待っていたものです。まあ子供ですから。
そんな自分なので、
「寒くなって固まったヤニを取って、燃やすといい香りが楽しめますよ」
という社長の楽しげなお話を聞いて以来、早く寒くな?れ♪と思っていました。猛暑でそれなりにヤニが外壁に出ていたので、楽しみにしていたのです。ワクワク。
しかし、暖冬のせいか、真冬でも日中陽が出るとヤニが温まって、なかなかポキっと折れてくれない。
乾燥した寒い日が続いた時に、ようやくヤニをゲットしました。
↑固まったヤニは、べっこう飴や琥珀みたいで綺麗です。でも手のひらに乗せて観察してると体温でひっついてくるので要注意。
茶香炉とか、アロマ用の加熱器などがあれば、それでもいいのですが、今回はパラフィンオイルランプで試してみました。
アルミホイルにヤニを乗せて、ランプの火が直に当たらないくらいの距離で乗せます。そうすると、すぐに液体になり、そのうちそれとわからないくらいのゆるい煙が立ち上り、部屋にいい香りが漂ってきました。
文字通り樹脂なのでそのまま木の香りなのですが、けっこう甘い香りです。
建って数ヶ月の家ですから、まだまだ木の香りが普段からしていますが、それとはまた違った、甘くスモーキーな香りが部屋を満たしていきます。なんとも、ゆったりした雰囲気になる香りです。
↑煮詰まってカラメルソースみたいな色になりました。ここらで終いにします。
冬が寒く長い地域では、夜間接照明にして、ランプで樹脂を炙るという、なかなかプリミティブなアロマテラピーはいかがでしょう。
高い精油を買う必要もなく、外壁もきれいになる冬の楽しみです。
家の構造材から出た物でアロマテラピーなんて、普通の家ではちょっとできないですよね。( ^∀^)
スヌ族