未完成交響曲

もう師走も半分というのが信じられない今日この頃です。

↑秋が深まってくると、西から室内に夕焼けの色が入り込んで、燃えているような色にログが染まります。これ、白い壁だとこういう内側から燃えるような色にはならないと思うんです。あったかーい。(いや、暑いくらい)

今年も暖冬かなーと思っていたら、ふいに気温が下がって11月中旬過ぎに屋根に霜が。この屋根材は、瓦よりも霜が目立って見えますね。

我が家の1階は、訳あってドアを付けていない部分が2箇所あります。

そこは、おいおいどうにかしようとは思っていたのですが、とりあえず住み始めて数ヶ月、冬が近づくと開口部がそのままではさすがに寒い。というわけで、急遽建築資材で残しておいた断熱材スタイ○フォーム(あの水色のアレです)を、ガムテープで貼り付けて無理やり開閉するという、新築のログハウスの風情をぶち壊す状態でした。

まあそこは居間ではなく、ダンナの作業場なのでワタクシは痛くも痒くもないのです。好きなようにやってくれい。

翌年の春が過ぎ、初夏になってようやくそれを取り去り、さすがにもう使わないよね、と勿体ないけど水色のアレを処分しました。つかの間のドアよさようなら…

こんなかんじで、2箇所がドア無しです。手前のはお手製燻製マシーン。

そして、ここをそろそろどうするか、ということになったのですが、人の言うことを聞かないダンナが「自分で作る」と言い始めました。中世ヨーロッパの雰囲気のドアにしたいんだそうです。

「だったらなんか古材とか、古いドア売ってるじゃん、あれ探してサイズ合わせたら?ドアって難しいよ多分。木が反ったりとかで動かなくなったりとかさ」

「いや、自分でやりたい」

…うん、いいけど、別に。 ただ、ちゃんとドアとして必要な時には通れる仕組みにしといてね。

そして、秋口から少しずつ作業を進め、11月の中旬にはこんな感じになりました。

1つ前の写真の、左側にドアという名の壁が付きました。

同じパイン材だけど、壁の方が1年前だからか、色の濃さに差があります。そのうちドアも色付いてくるでしょう。

これがその裏側。

…なんですが、材と材の隙間から光が漏れる。向こう側を覗こうと思えば覗ける状態です。いや、作る前からこうなると想像できるような気もするんですが。気になったダンナにより、1週間後には↓こうなりました。

「…なんか和風になってない?」(中世欧羅巴は?)

「こっちは楽屋裏だからいいの」 (さいですか。)

その2週間後には表側に装飾金物が付き、↓

↑トマソンな鍵です。

更に1週間後には、「気になっていた」という、下の部分もやり直して、一応の最終形態になったようです、が、いろいろ試行錯誤が好きでやり直す彼のことなので、まだ多分何かしらの変更があるのではと思えてなりません。

思わず「ビシッと決めろや」と言いたくもなりますが、我慢します。

ちなみにここは見た目ドアのようで、実際は殆ど壁のようなもので、「ドア壁」とか「壁ドア」と読んでおります。開けようと思えば長い閂を移動させれば開く、というシステムらしいです。

なんでも製作者によると開ける順序がいろいろあるらしく、「俺が生きてるうちに開けかたを教えておく」、と言われましたが、教えてもらったら何か起こるんじゃないかと思い、まだ教えてもらっていません。↓

そして、もう一箇所の開口部は、

継いだビニールをテープとマグネットで仮止めしている状態です。(@_@)

ここは、片方と違って普段の通行がラクにできる構造にするらしい(予定)のですが、一体どうなるのか、そして暖かい福岡とはいえ冷え込みが少しずつ強まっている師走の今日この頃、まだビニールなのです。(^^;)

ダンナの部屋だから別にいいけど。いつデキルノカナー・・こんな感じで、相変わらずのんびりとやっている我が家なのでした。

皆さま、どうぞ良いお年を。

スヌ族

投稿者: スヌ族

修羅の国F県在住。 まだまだ引越しの荷物、片付いてません。

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