６月末のムシムシ暑い週末、サエラホームさんの社長、スタッフの方々、そして棟梁さんが初メンテナンスに来てくださいました。

昨年８月のお盆の頃に大工仕事は終了し、中の床のワックス塗りなどを経て９月下旬に入居したので、メンテの時には建築から１０ヶ月経っていました。

ドアの開け閉めが場所によって摩擦がある（あるいはその逆）等の気になる箇所を見ていただき、セトリングが進んだので金具の調整。（全然やってなかった(^^;)

重量のかかる１階の柱のボルトをいじるのは、男性がうんとこさ力をこめる必要のある作業らしく、脚立に登ったYさんが真っ赤な顔で作業するのをただ見守るだけのワタクシでございました。

そして階段の途中にあるこの謎の蓋のような出っ張り、カミソリの刃も入らないくらい隙間なく綺麗に付いていたので、まさかここが開くなんて、引き渡しの時に初めて知ったのですが、ここも今回また開けて、中のネジネジを調整。

旦那曰く、「階段の壁のガ○ダムみたいな出っ張り」

どうも腰前部にある、この黄色いやや台形の出っ張りのことらしいです。言われて気づいた。

↑その「ガン○ム」部品をパカっと開けるとこんなふうになってます。ここをどうにかしてしまうと、「カリ○ストロの城」の時計塔みたいに、全てがガラガラと崩れてしまうのではと、何か非常に大事な心臓部を見てるような気になります。

 

階段の壁にまさかそんな重要な調整部品があるなんて、思いませんよね。

↑ここもYさんにネジネジしていただきました。プライバシー保護のため加工しております。

建築後１年未満ですが、すでに２センチ以上セトリングが進んでいたようで、どうりで床に釘かなにかの凹がだんだん目立ってきたなあ、と思ってました。

家全体が少しずつ動く、そしてそれを人力で調整可能ということ自体、ログハウスがほんとうに手作りの家だという事を再認識させられます。これが今時のいろいろシステマチックな家だと、そもそもセトリングが無いとはいえ、何か微妙な不具合があった時、後から叩くとか削るとかボルト調整でどうにかする、ということは難しいと思うので。

建築後３年くらいまでが、一番セトリングでの変化が出やすいとのお話なので、徐々にドアの開け閉めへの影響も落ち着いていくのでしょう。まだ１年にはなりませんが、ログハウスは「ナマモノ」というか「生き物」だと感じることが、常々あります。

 

ところで、外構工事もまだで、砂利など入れてレベルが変わるので、室外機動かすことになるしなー、と、実はまだエアコン工事をしておりません。

ログハウスは冬に暖かい家だというのは入居後初めての冬で感じたのですが、土鍋効果でじわじわ温まった空気を逃しにくい→夏はホカホカが続くという恐怖を予想していました。なにしろ我が家は生活スペースのほとんどが２階の造りです。より暑くなるのは、建築中からわかっていました。なので早いとこエアコン取り付けたかったのですが、いろいろ予定がずれ込んで、このペースだと外構終わって秋深まった頃になるんじゃないかと。

…というわけで、昨年ほどではないにしても、十分ホットな今の季節を冷房無し、扇風機のみのログハウスで過ごしている今日この頃です。せめて音で涼感を、と地元のガラス工房で風鈴を買って取り付けたら、これがうんともすんとも鳴らない。( ；∀；)

↑キミが風鈴だというのは、見ればわかる。

どうも吊り下げてるボール紙の短冊の紙質が、あまりにぶ厚い気がするんですよね。それに「舌」から下がってる紐もやたらと長い。

だもんで、和紙の古ハガキをカットして、紐も短くして付け替え。なんかこういうアナログ作業、ログハウスの調整みたいです。難易度は全然違うけど。

↑風鈴の短冊はある程度の長さと幅が要るようで、重さが足りないので糊で貼り足してみた。ダサダサ。

これでとりあえず強めの風の時に鳴るくらいには改良され、思い出したように「…こりん」と、氷の塊がぶつかるような涼しげな音が鳴るように。ご近所さんが音の鳴り響く金属製風鈴を一日中吊り下げてるから、このくらい奥ゆかしくて丁度いい気がします。

音といえば、夜遅く近くでフクロウの鳴き声がするのに気づきました。まさか普通の住宅地で、と思ったのですが、調べると確かにフクロウの声。これも、閉め切ってエアコンつけてると気づかなかったかもしれません。

貰い物のかき氷機も、フル活動です。暑い中食べるから美味しいのだと自分を納得させ、なんとかこの夏を乗り切りたいと思います。

↑今月末まで販売中の「博多水無月」。アイスよりも、かき氷や夏の和菓子の方が食べて涼しいのは、見た目の涼しさと、後口さっぱりのためでしょうか。

暑い中、そして今だに片付いてない中、メンテナンスに来て下さった皆さま、ありがとうございました。m(_ _)m

スヌ族