もう塗装経験者の方には今更な話ですが…
建築現場の足場って、揺れるんですね。Σ@@;)
香港や東南アジアで、ビル建設現場の足場が竹で組んであるのを見たことがあります。相当の高さでも竹足場です。なんでも、あの伝統的足場の竹のしなりに慣れてる作業員が、金属足場にしたら勝手の違いに転落事故が続いて、また竹に戻った…などという、トリビア的話を香港駐在の人に聞いていたのですが。(もっとも、私がタイで見た、高層ビルの現場はもう20年前で、今は事情が違うかもしれません。)
えっ?金属でもこんなに揺れるの?? ゆらゆら? (゚Д゚||)ガクブル
(なんかどっか緩んじゃないか?)とか足場屋さんに失礼な事を思ってしまったり。竹とは違って、ガシッと、ビクともしないもんだと、勝手に思ってました。
と、言うわけで、私が上れるのは、1段目の足場までです。それより上は、旦那専用です。
ちょうどこの足場を、3月で既に赤銅色に日焼けしたムキムキのお兄ちゃん達が組みに来てくれる時に現場に居合わせましたが、サエラの社長さんの言われる通り、短時間でちゃかちゃかと手早く組んで行かれてました。
しかし、昨年ここからそんなに遠くない、同じ修羅の国の某所で起こった、台風の影響で倒壊した足場で通行人が亡くなった事故のニュースが頭の中によぎったりするのです。
今回の台風7号は、ノロノロなせいか影響時間も長く、今まで倒れた事のないベランダの重い鉢が倒れたので、翌朝現場のお隣さんから着信履歴が無いのに一安心しつつ、(壁から雨が入っているのでは…)(パイプの1本2本落ちててもおかしくない)とドキドキしながら翌日現場に行きました。
そしたら縦の足場2本が横にズレてました。そしてずれた足場は重くてとても動かせない。パイプも1本落ちてたし、足場の幕も、高くて行けないムズカシイ場所ほど括っていた紐が解けて、酷いところは幕自体がビリビリに…台風のパワー、恐るべし。いや、ほんとに、冗談でなく、パイプ落下とかで通行人が怪我したら…と思うと、台風通り過ぎるまで気が気じゃない。
冬は寒くて基礎が遅れるは、塗装になると例年より早く台風来るわ、台風去ってもすぐ雨が来るわ、で今年はどうしたこっちゃ、ですが、こればかりは仕方ない。
固定用ハトメのところから見事にビリビリになった足場幕。一番高い所。ムリ。
話を足場に戻すと、高い場所という時点でアウトな自分にとって、さらに「揺れる」というのは、私にはあの有名な「祖谷のかずら橋」に匹敵します。
高層マンションは勿論ですが、一般住宅でも、これら建築現場でお仕事をする全ての方々に敬意しかありません。
「風雲た○し城」で鳶職の方々が強かったのが納得です。
なにしろ、ちょっと強く風が吹くと、ギィ…といいながら揺れるし、もっと強い風の日には、クッション部分と思われる円盤形の出っ張りが、外壁にガッシャンガッシャン当たっているのが見えます。この音も、(ホントに大丈夫?)と思ってしまうのです。台風の時はどうなることやら。(後で気づいたのですが、これが当たる部分の塗装終了後、大工さんが塗装に影響が出ないように、この部品を段ボールでカバーしてくださいました)
揺れる足場を見てると酔いそう。なかなかの恐怖です。絶対、強風の時は足場に上がんないぞ。(というか上がれない)
さらに、うっかり、軒や足場の出っ張りに、頭をぶつけること多し。特に足場には、これが当たると見るからにダメージの大きそうな凸が下方向に沢山。(上写真の②)
この出っ張り、組み立て操作上必要な物でしょうが、形状とか向きとか、正直どうにかならんもんかと。顔とかに当たったらと思うと、ゾッとします。旦那はかがんだ姿勢から起きた所で肩にぶつけてダメージ受けてました。
これに気をつけていたら、せっかく塗った軒の角に、木部が窪むほど思い切り額をぶつけて、しばらく足場に座り込みました。(図の③)
しばらくすると、マンガのように赤いたんこぶが。たんこぶなんて、いったい何十年ぶりでしょう。
たんこぶに限らず、うっかり出っ張った資材や足場にぶつけたりと、シロートは怪我が絶えません。家に帰ったら盛大な青じみ(青アザ)ができてることも。
ここでもまた、大工のKさんの「ラクじゃないですよ」の言葉が、脳内エコーするのです。家というのは、特にログハウスは、本当にみなさんの肉体労働で、手作りで出来ていくものだと痛感し、感謝するこの頃です。
暑い時期の塗装は、ただ外にいるだけで消耗しますし、その上ヘルメットは辛いものですが、なにしろ高所の足場に登る時にはヘルメット+安全帯。
装備無しで登るのはダメ。ゼッタイ。
スヌ族
スヌ族さんはじめまして!
足場懐かしいです・・・w 怪我注意してくださいね!
絵がお上手ですごく素敵ですねー!
オーナーズクラブの仲間入りさせていただきますw
よろしくお願いします!
こちらこそ、よろしくお願いします。
早いとこ「足場か…何もかも皆懐かしい」と言えるようになりたいです。
台風と豪雨にたたられ事実上塗装作業ストップしてます。
が、梅雨明けしたら九州の真夏の太陽に焼かれながら覆いの無い2階南側を塗ることになりそうです。
熱中症に気をつけたいと思います。