すっかり紅葉の季節ですね。これからの季節には、暖かい部屋で好きな音楽をゆっくり聴く、というのも楽しみのひとつです。いや、真夏に汗垂らしながらボリウッド音楽を聴くのもいいんですが。
↑引っ越して1ヶ月経った頃、2階の今の南側の端っこ、ここにスピーカーを置くことになりました。
我が家の場合、ログハウスにする理由の1つに、「いい音で音楽を聴きたい」というのがありました。以前住んでいた家は、珪藻土の仲間の壁材を塗ったのですが、これがよかったのか、音がなかなかのものでした。それに慣れると、マンションは音がトホホだったのです。
ただ、ログの場合家の外への音漏れはそんなにしないけど、家の中の部屋間では鳴り響く、とも聞いていたし、過去に某会社の展示場を見に行ったら、めちゃくちゃ音漏れしてました。そのことを営業さんに聞いたら、結構はぐらかされたので、弱点ではあるようです。
我が家は1階を将来店舗にするかもしれず、1階と2階の間の遮音をどうするか、という事を、建てる前にサエラの社長さんに検討をお願いしました。なので、吹き抜けは作りませんでした。音漏れ漏れになるし。採光とか広さの演出にはとても良いんですが。
過去にあまり例が無いようでしたが、遮音対策を真摯に検討して下さり、現在こうして無事住んでおります。が、結論から言うと、ログハウスで完璧な防音(家内の)は、なかなか難しいと思います。
どこまでそれを求めるかで変わりますが、それこそスタジオみたいな完全さを求めたら、ヤ○ハが出してる完全にケースみたいになった防音室を持ってくることになるでしょう。さすがにそこまでは求めてないので、とりあえず2階の居間の床に厚めのコルクマットを敷いてみました。
敷いた後に1階、2階で音を出してテストしてみると、2階の音が、というよりも階下の音が2階に上がるのが、軽減されました。コルクマットは、音の吸収には一定の効果があるようです。今後、また何かいい方法があれば、改善していきたいと思ってます。
↑こんな風に取り付けました。色々と邪魔なの写ってますが気にしないでください。
さて、本題のログハウスの音響ですが、
これがほんとに素晴らしい。・:*+.\(( °ω° ))/.:+
引越し前にまだ物がなかった時に、部屋の仕切りの少ない場所にスピーカーを置いて、スマホを繋いで聴いてみたのです。そうしたら、ノートPC用の、小さい数千円のスピーカー+スマホとは思えない、音の再現性でした。嘘だと思ったら、サエラさんに聞いてみてください。その場に立ち会って下さってますから。
正直私は飲食店とかのBGMは、ボリュームがうるさかったり、謎のJ-POPでなければ、別にそれほど気にせず、まして音質や音響がどうこうというのは全く気にしないのですが、旦那がウルサイ。もっとも、ウルサイといっても、オーディオマニアではないので、(お金ない)全然大したことはないのですが。
だからこそ、リーズナブルなスピーカーで同じ曲を聴いた時、「えっこんな音、今まで聞こえてなかったよね?」という音までちゃんと聴こえる、ログの音響効果は大したものだと日々実感しております。これまで住んでた、ルネス工法のコンクリのマンションとはもう別物。
マンションだとスピーカーの向きと距離でかなり左右されてた音の聞こえ具合が、ログハウスではスピーカーの後ろに居ようが、斜めに離れたところに居ようが、音に広がりがあるので、全然気にならない。
ジャズなんか聴いてみると、ドラムのブラシの音が、実は前のマンションでは殆ど聴こえていなかったことに、ログハウスに引っ越して気づきました。
ボーカルの息づかい、フルートの音といった、吸気呼気の漏れる音まで、ソフトでありながらメチャクチャ良く聞こえます。こりゃあ、アコースティックライブなんてやったらさぞかし。なんと表現したらいいのか…
いわゆる指向性ではなく、空気自体に柔らかく音が広がっている、部屋全体が楽器になって鳴ってるとでも言うのでしょうか。
なんかよく「音のツブ立ちが」とか評論家が言ってますが、こういうことなのかな、と実感しました。これで、無指向性が際立つひょうたんスピーカーを使ったら、どうなるんだろう。すごいことになりそうです。
↑前のマンションで使ってたEDIROL。台座をスチールにせず正解でした。違和感ゼロ。あ、コードは、この先ちゃんと這わせます。
面白いのは、ボリュームを大きくしても、耳障りでないこと。
それまでは、聴こえにくいからと大きくすると、音が潰れるというのか、音同士がべったりして聴き苦しく変化してしまうことがあったのですが、それが無い。
再現性も良ければ、音が濁ったり雑音が出にくい、どうりでコンサートホールには木が使われてる筈です。楽器だって、木の材で微妙な変化があるわけで。
音は波動というか、その場の空気を伝わるものなのだ、ということを、しみじみ感じるログハウスでの生活です。
今現在は大好きなQUEENを繰り返し聴いております。勿論、映画を観て来たからですが、特に70年代の初期のフレディのまだ若く甘かった細めの声に、聴き惚れております。たまらん。The Whoのロックンロールサーカスでの「クイック・ワン」なんか、もうこの家で聴くと感激ものです。はぁ。←趣味丸出し。一体あんた幾つなの?と言われそうですが。
でも、正直ログの部屋ではテクノとか、あるいはグラマラスでヘヴィな曲よりも、アコースティック系のシンプルな構成の曲やボーカルの方が、再現性がいい気がします。ロックならポリスとかのスカスカ系が、ログハウスで聴くと一層沁みます。なんででしょうね。音数が少なくて、いろいろいじり倒してない方が、音の良さがわかりやすいんでしょうか。
これから建てられる方、音楽を聴く楽しみは、ログハウスには期待できますよ!
スヌ族
コードが見えない様にどの様にされるのか参考にしたいです。
ぜひ、どの様にされたのかレポートを楽しみにしています。
ひろしさん、はじめまして。
アレやコレやで、まだコードそのままです。
デッキをなんとか上れるようにしたら、この部分も改良したいと思います。
見えないというより、垂れたカッコ悪いコードを這わせる
(多分、ステープルとかで止めるだけ)
ということになるのかな、と…(^_^;)期待を裏切るイージー作業になりそうです。
初めまして!
我が家のログハウスのリビングも音響のよさには感動しております!
映画が好きで、建築前から「絶対サラウンドスピーカー配置する!」と思っていましたので、配線は電気工事の時に一緒にしておきました!
いざ、映画を見て見ると、、、、、感激しました!!!!
凄いです。そんなに高価なサラウンドシステムでは無いのに臨場感が半端ないです!音にうるさい友人や知人もビックリするくらいです!
とりえんさん、はじめまして。
音の世界はもうマニアな方々が多いので、音響機器に無知な自分がこの記事を書いていいのか、
正直ドキドキしていたのですが、多分ログの凄いところはとりえんさんが言われる通り、
スピーカーのコスパが結果的にとっても良くなるということでしょうか。
最近行ったファミレスで、最初はいい音と思ったら、30分いると高音がトゲトゲして聞こえてきて、
なんとなく疲れました。ログの家で聴くと、大きな音でもカドが無いですよね。
カドの無い、優しい音に慣れるのがいいのか悪いのか…