芸術的な塗装番外編 ストレス軽減のために

大雨に台風、酷暑に地震と、天災の多い異常気象の今年、家造りへの不屈の精神を試されている気になります。

塗装が終わった我が家ですが、何の予行演習もせぬまま、いきなりムズカシイ場所から難しい色を塗ってしまったので、後にして思えば…という事がいろいろとありました。

これから外壁塗装をする方に、我が家と同じ余計な手間をかけずに済むよう、少しでもストレス軽減できるかも、な覚え書きです。

①塗る前にささっと一拭き

塗ろうとする面に埃がついてると、塗りムラの元です。それに、工事で飛んだ木屑の粉末が、外壁にも相当付いています。特に、ケーシング周辺と組んだ溝には埃が溜まっています。エアーダスターがラクそうですが、無かったので、まずは、ウエスで乾拭き。これだけで、だいぶ塗料のノリが良くなります。溝は案外取りにくいので、刷毛を一本、ホコリ取り用にすると、便利です。(下写真)内装作業をするときにも、掃除機より良く取れました。

②塗装面に直貼りは要注意

壁を先に塗って、次にケーシング塗装のために塗装面にマスカー(ポリシートとテープがセットになってるおなじみ塗装用の養生シート)を貼っていったのですが、終了してテープをはがしてると、塗装面も一緒に剥がれる事がありました。3度も塗り重ねてやっと終了した晴れやかな気分が台無しになるので、なるべく避けたい事態です。

加えて、酷暑の夏場、数日置いとくと糊残りが出たりします。これは拭くと取れてくれますが、特に高所作業ではこういう2度手間は避けたいですよね。

↑ぎゃあぁぁぁああああ剥げたぁぁ

他の塗料はそれほどでもなかったのですが、サエラさんおすすめのニュージーランドの塗料には、このマスカーのテープは強すぎるのか、何度か塗装面が剥げました。(たまたま、我が家で買っていたマスカーのテープが強力だったのか?)

ですので、すでに塗装した面に直にテープを貼る時は、紙タイプのマスキングテープのほうが、糊残りや剥がれが起きないので、おすすめです。(①の写真の青緑色がそれ)

③刷毛にはウエスを着せる

これ、大工のKさんが教えてくれたのですが、いらなくなった軍手を刷毛の根元に巻くんだそうです。

軒天を塗る時は特に、刷毛の根元の方に塗料が傾いてきて、どうしても手元に垂れてきたり、刷毛を洗った後また使おうとしたら、水を切ったつもりでも、ボタボタっと時間差で垂れてくる事が。ウエスを巻くことで、それが軽減されると。

なるほど、良い事聞いたわい、と試したら軍手だと分厚すぎて刷毛の毛先が見えにくくなり、シビアに角を塗ることがやりにくくなりました。厚さの無い生地(薄いTシャツや下着の綿スムース地)のウエスがやりやすかったです。

ウエスの上端をあまり刷毛の毛の部分にびったり付けるとすぐに湿ってくるし、塗料に刷毛をつける時にウエスまで汚れると、関係ない部分に塗料が付いてしまうので、根元の際あたりを狙って巻くのが、塗りやすいです。

下写真のように、輪ゴムで簡単取り付け。刷毛を洗う時は、輪ゴムを取ろうとすると予期せぬ塗料跳ねが起こるので、ウエスごと下にスライドさせるのが正解です。

ちなみに、ウエスを巻いてなかったダンナの刷毛(右)。ばっちい。(*_*)

綺麗な仕事は綺麗な道具から。を痛感しました。こんな刷毛だから、あんなに盛大に垂らすんだよ…

④屋根に上がる時は、毛布を敷こう

屋根が出来上がって以降、2階の部屋に毛布が何枚も出現してまして、「これは、一体何に使うんだろう?ウエスにしては分厚すぎるし…」と思ってました。

梅雨明けして旦那が2階の壁を塗り始めて、その謎が解けました。

↑うっすら、靴底の凸凹が残ってます。

まさに、真夏の、未硬化のアスファルトにうっかり踏み入れた状態。

毛布は、屋根に上がる時の保護材だったんですね。なんで気づかなかったんだ…orz  澤本さん、教えてくださいよ。しくしく。

↑そんな事になってるとは気づかず、安全靴で屋根に上がっている1名

旦那の仕事をチェックしてたら気づいたのですが、本人は言われるまで全然気づいてなかった。ごっつい安全靴でシングル材の上は、一抹の不安があったんですが、ここまで柔らかいとは思ってなかった。と、いうわけで、これ以降はすぐ屋根用のゴム底の作業靴+毛布を敷いての作業となりました。

↑毛布すばらしい。

⑤毛の抜けない刷毛を使おう

我が家で使ってた刷毛は、3種類です。

細かいところ用の小さい刷毛、中くらいのもの、この2つは筋違い刷毛。それに、大きめの平刷毛。途中で他のものも使いましたが、3ヶ月以上塗装に時間を費やしているうちに、結局この3つに落ち着きました。

ニュージーランドの塗料は、うっかり油性用の刷毛だと、ボソボソしてとても塗りにくいので、水性用を使ってください。ホームセンターで¥300〜¥700台のものを使ってましたが、あまりに安いのは、含みが悪いうえ、毛先がすぐダメになります。プラモをやる方や絵を描く方はご存知のとおり、「弘法は筆を選ばず」というのは、ウソです。かといって、高すぎる刷毛を買う必要は、無いのですが。

広い範囲を塗る時は、平刷毛がとても塗りやすかったのですが、私の使っていた物は毛が抜けやすかったので、もうちょっとお値段のいい物が、ほんとは適しているのだと思います。こげ茶面にはあまり目立たないのですが、ケーシングやドアの白塗装面に刷毛の抜け毛が入ると、案外目立ちます。

なお、最初の頃、塗りムラがひどく(誰とは言わないが)そこですがるようにしてやっと観たこのニュージーランドの塗料「Resene」のチュートリアルビデオが、あまりに上手い職人さんの手業のため、全然参考にならなかった、というのをお知らせしておきます。

転落しても救助が来なそうな、山の中の、隣家までどのくらいあるのか見当もつかない一軒家を、ヘルメットも命綱もない状態で(素手だったかも)屋根に上がってどんどん塗るというタフさにまずびっくりしましたが、ドアノブに一切の養生をせず塗るというラフさにも感服です。しかも、全部平刷毛。あちらではそれがスタンダードな刷毛なのは分かっていますが。

おそるべきキーウイ。

「ここにムラが」とか細かいことでくよくよするのがまことにバカバカしくなる、勇気の湧くビデオですので、ぜひ皆さん、このチュートリアルビデオを視聴下さい。

↑塗装が完成してみると、高所は効果を急ぐあまり、厚塗りになって、下と色が違っています。てへ。

スヌ族

投稿者: スヌ族

修羅の国F県にただいま建築中(2018年4月現在)。 すっかり筋力の衰えた夫と高所恐怖症の妻による、恐怖の外壁塗装が始まったばかりです。

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